「会社を辞めたい」「もう少し身軽に生きたい」「私の人生このままでいい?」——そう思ったことがある人は、きっと私だけじゃないと思います。
人生の主導権を取り戻す!と55歳で会社を辞める前に、私がやったことの一つが、「これまでの収入がなくなっても、この暮らしは続けられるのか」を考えることでした。現在は以前勤めていた会社で業務委託をしながら、近所でパートもしています。(このあたりの経緯はこちらの記事とこちらの記事に書きました)。

ブログやノートでも収益を得たいと時間を活用して執筆活動に励んでます
でも正直に言うと、「主導権を取り戻す」なんて偉そうなことを言っても、簡単に会社を辞められる人はそんなに多くないと思うんです。私だって、いきなり「よし辞めよう」と行動にうつせたわけではありません。
会社を辞める前に考えたこと


働いている会社をやめるのは、転職するとき、自身や家庭の都合、いろいろあると思いますがこれからの生活どうするって考えるじゃないですか?
私の場合、会社は辞めたい。
でも今までのように9時5時で、1日会社にいなくてはいけない働き方はしたくない。
犬の世話をしっかりしたい。
これからやってくるであろう介護にもしっかり時間を使って看取ってあげたい。
離れて暮らす親元にも顔出を出したい。
そして自分がやってみたいと思ったブログも続けていきたい。
これ全部やろうと思ったら、一般的なサラリーマン生活では難しいよね。



自分を売るスキルがないので数時間働いて収入を得る選択をしました。いわゆるパートですよね。
私の諸条件をクリアする働き方でどれくらいの収入を得ることができる?その収入で暮らしていくにはどうしたら?そもそも究極キチキチの生活ってどれくらいかかるんだろう?
家計の把握。削れる部分と削れない部分





カード会社からの請求書を見て光熱費の把握や何を買ったかのチェックはしてました。でもそれが使いすぎなのか改善すべきなのかまで考えてなかったです。だいたいこれくらいなんだなって感覚でしたね。
まずは1ヶ月のお金の流れを知ることからです。家賃に駐車場代に携帯にサブスクに光熱費に食費に・・・そして年ごとにかかる費用の把握も必要ですよね。賃貸の更新料とか車の税金とか車検代とか・・いまはマネーフォワードミーで家計を管理しています。自動だし勝手に集計してくれて便利です。
そこで、今の我が家の予算をざっくり数字にしてみました。
| 月の予算 | |
|---|---|
| 固定費 | 約25.6万円 |
| 変動費 | 約19.5万円 |
| 毎月の予算合計 | 約45.1万円 |
犬にかかる費用は、以前は2頭分だったので今より多くかかっていました。今は桃だけになったことで自然と減っています。
帰省費も、昨年車を買い替えて燃費がよくなったことで、以前より減りました。
一方で、お小遣いはずっと変えていません。家賃も変わっていません。
光熱費や食費については、以前いくらだったのか正確には覚えていません(^^;;。だから「○年前と比べて○万円節約しました」という話ではありません。
私の場合は、会社を辞めることを考えたことで、「我が家はいくらあれば暮らせるのか」を初めてちゃんと考え、予算を立てるようになったことが大きかったんです。
まずは固定費の見直しから。
ドコモを15年以上、3台で月2万円超え。「ずっとドコモだから」「自分で乗り換えが不安」「つながるの?」いろんな理由をつけて払い続けていました。大手キャリア携帯から格安SIMへ乗り換えました(こちらの記事)。
「貯蓄ないんだからもしものときのために保険は必要よね」という理由で、月9万円払い続けていました。
「貯蓄は貯蓄、保険は保険」。
子供は成人している。一家の大黒柱夫がいなくなっても私自身働けばいいんだから、生活が立ち行かなくなることはないよね。保険を解約しました(月9万円の保険を全部解約した話)



いっときは両親の分も保険をかけてたから10万円超えてました。
電気代も安くできるのかなあ、なんて会社を変えたりしてました。今から振り返れば自由電気時代。よく調べずに乗り換えたことで東京電力のお得なプランを手放すことに・・・😢



固定費でも見直しできないものもありますよね。家賃とか駐車場代とか。家賃の値下げ交渉はしてみたけどダメだった😢
固定費の次は変動費です。だいたい予算を決めていても月によって違いますよね。どれくらいの予算立てが適切なのか迷いました。例えば食費。切り詰めることはできると思うのですが、食材にこだわると食費ってかかりますよね。かといって毎日カップラーメン食べることもできないし。
毎月の食費を抑えることはしませんでした。ただ外食はなくなりました。夫が土日に料理をしてくれたことも大きいですね。



外食費は大きな支出でした。私呑むこと大好きなので外食するとものすごくお金がかかります。そして飲むと気が大きくなる💦ま、いいかって。外に行かなくても夫が作ってくれるから外食がずいぶんと減りました。
逆に、削らなかったお金もあります。


毎月の帰省費用。
ガソリン代と高速代、もうこれはどうしても抑えられない。


犬のご飯代・犬の治療費。
これも削減できません。犬の病気で治療はあきらめたくない。犬も年齢を重ねれば、病院にかかる機会も増えてきます。これも抑えられない。



ペット保険には入っていないので毎月犬積立はじめました。削れない支出だから、あらかじめ予算に組み込んでおくことにしました。
自分が働いていたときは毎月必ず決まった収入があります。きっちり予算を立てていなくてもなんとか回せてきました。でも仕事を辞めるとなると話は別です。使えるお金は限られるわけで辞めなければよかったって後悔しないためにも、しっかり把握して予算を立てが大切ですよね。



なんせ会社を辞めたい!という強い思いがあるのでできましたね
順番に削減、削減しないを決めていくうちにパート収入でもなんとか生活できるのでは、と明るい未来が見えてきました。
そして見立てた予算で暮らす生活を始めてみました。さらに会社の介護休暇の制度を使って自らお給料を月5万円ほど削減し、実際にその金額で生活できるか数ヶ月試してみました。堂々と休みを取れる制度ですからね。
有給を使って土日を挟んだ4連休で帰省していたときは、上司から「同僚の士気が下がる」と言われたこともあります。今から思えばあれもモラハラだったのか、パワハラだったのかもしれませんが、当時の私は逆に「それなら制度を正々堂々と使ってやる」という気持ちになって、結果的にそれが辞める方向へ自分を後押しした感覚がありました。
価値観が見えると、「生きていける」が見えてくる


これまでの人生、共働きで生きてきましたが2人分の給料をきっちり使い切って生きてきました(^^;;。なので我が家では収入が少なくなったケースを想定し、実際にそれで生きていけるのか検証しなければいけない。机上の空論では人生の主導権を取り戻すどころのお話ではなくなりますからね。
しかも夫はわたしがやりたいことに反論はしないけど、自分の使えるお金が減ることにはものすごい拒否反応をしめします。感情をぶちまけられると嫌だもんね。何度もぶちまけられたけど・・・
今会社を辞めてまもなく4年が経過します。今は業務委託だけではなく近所でパートもしています。以前働いていた頃の収入を超えることはできていません。でも特にストレスなく生きてこれました。
この棚卸しをやってみて分かったのは、「何にお金を使いたいか」がはっきりすると、同時に「何は手放していいか」もはっきり見えてくる、ということでした。
「自分は何にお金を使いたい人間なのか」、いままで考えたこともなかったけれど、削れるところを一つずつ見つめる作業を通して、自分でも知らなかった自分の価値観が見えてきました。
もし今、会社を辞めたいと思っているなら


いきなり辞表を出す必要はありません。まずは今の支出を一つずつ眺めて、「これは自分の価値観で選んでいるお金か、それともなんとなく払い続けているお金か」を仕分けしてみることもいいですね。
今の給料がなくても生きていけるかもしれない——そのヒントは、身近な支出の中に隠れているかもしれません。
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